アルミとい草という異素材の組合わせは、畳という日本の伝統工芸にも新たな可能性を提起しており、アルミの高耐蝕性、リサイクル性の高さは、張り替え可能な畳の特徴とシンクロし、未来のロングライフデザインとなり得る可能性を秘めている。ヘアライン処理したアルミの表面はどことなく鈍く光っており金属的な冷たさが抑えられた柔らかな表情をしている。それが畳の表情の穏やかさと相まって、人肌に近い感覚を演出している。
ー古きを温め 新しきを知るー
和と洋の素材を使用し、太宰府の史跡・都府楼跡をモチーフにデザインしたこと、FRONT ROW(特等席)という意味を込めたことから ROW-楼-benchと命名した。
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